毎月、月半ばまでの前半は仕事でドタバタしているんですが、つい先日タイの友人が料理を作りに来てくれました。
うちからは遠く離れた場所に住んでいるんですが、タイに帰省していた帰りに寄ってくれて、色々と調味料なども戴いてしまって感謝しきり。
とりあえずかなり種類は多いんですが、一通り作ってくれた料理を紹介します。
鶏肉とナッツのチリオイル炒め。
具材としては鶏肉&カシューナッツの他にパープルビューティー(スイートペッパー)、タマネギ、そしてPepper's jpのアンチョ・ドライ。
味付けにはチリ・イン・オイルをメインに使っているんですが、このアンチョが凄まじく美味しくてビックリ。唐辛子としては最も辛さが弱いんだけど、大きめにカットして料理に使うことでネットリとした歯触りになってくれること。さらに香りも適度なのでマッチングも最高でした。友人も「この唐辛子なに??」と興味津々だったようです。あまりに美味しかったからShinさんにお願いして200gほど追加で注文させていただきました(笑)。
今回色々教わったんだけど、特に調味料やベースの味付けは大変為になりました。
例えばニンニク。日本だと完全に皮を剥きますが、炒め物などに使う際はそのままで潰した方が香りが良くなるんだそうです。
ここではニンニクとタイドラゴン(赤)、Donni Saliを使ってペーストにしています。
これを油で炒めて香りを出し、センミー炒め(極細米麺を使った炒め物)に使ってます。
具材にはシカクマメ とホーリーバジル、
更にフィッシュボールを揚げたモノを使ってます。
このフィッシュボール、カマボコの味を濃くしたような感じで軽く揚げたモノは絶品。前にスイートチリソースを付けて食べる方法を紹介しましたが、タイでもポピュラーなんだそうです。
完成。
元々ネームソーセージが好きだと言うことは書いてきましたが、今回完全手作りのネームでヤムを作ってくれました。
豚肉、豚耳(ネーム用)、刻みショウガ、ピーナッツ、タマネギ、プリッキーヌ(大)、カファライムが入ってるようです。今回作り方も教わったのでブログをアップして時間があったら買い出しに行こうかと考え中。
味は勿論最高に美味でした。
更に米の麺、センミーを使った汁麺。
スープには漢方系の材料も入っているんだそうです。日本の材料で同じ味を再現するのは難しいんじゃないかとのこと。センミー・ナームになるのかな?
味付けはシーユーダム、醤油がベース。甘味とこくがあるのにサッパリしていて非常に不思議な美味しさ。いくら食べても胃に負担がかからない感じです。
同じスープを軽くかけ回し、タップリのドライ・プリッキーヌを入れた食べ方。
日本で言うどんこ、乾燥椎茸をダシ&具材に使っていて、大根にニガウリ、コトコトと長時間煮込んでトロトロになった鶏肉がタップリ入ってます。不思議な美味しさと書いたのは、完全にタイの味なのに古き良き日本のテイストも併せ持っているところ。タイの風味はコリアンダーの根なのかな?
この四角い具材は豚の血を固めたもの。
パッと見グロ系ですが、非常に美味しい具材です。日本では殆どお目にかかれないのが残念。青菜は空心菜です。
これは上野で買って来た種類不明の野菜を使った炒め物。
基本的には空心菜の炒め物と同じ。タイの味噌、タオチオに皮のまま潰したニンニク、唐辛子(タイドラゴン)で味付け。
タイドラゴンはプリッキーヌに近いフレーバーがあるのでこの手の料理にはピッタリです。
定番のグリーンカレーは、手作りのペーストを使ってます。具材にはタイの茄子とプリックチーファー、
パープルビューティーに甘とう美人、カファライムの葉を使ってます。
ココナッツミルクの濃い部分を使って鶏肉を煮込み、
火が通ったら具材&バジルを投入して煮込んでます。味付けはナンプラーとパームシュガー。
完成。ジャスミンライスと一緒に。
勿論美味でした。多めに作ってもらって母親宅にもお裾分け。辛いモノは苦手なのにグリーンカレーは好きなんだよなぁ。
最初にレシピを教わったKaeng Som (オレンジカレー)も作ってもらいました。
ん~味が全然違うし…。パパイヤの切り方なんかも薄く削ぐような感じになっていて全然違うんですね。この切り方だと全体に味が染みこんでより食べやすいです。
食べるときには炒り卵と一緒にするとより美味だということでした。
タマリンドの酸味と唐辛子の風味&辛さ、エビの香りがマッチして美味しいです。
更にタイ料理では定番というピータンの炒め物も。ただし普通の作り方だと非常に脂っこくなるというので独特の工夫をしてるんだそう。
まずはクロックで潰した唐辛子&パクチー(コリアンダー)の根、ニンニクを炒めて香りを出し、挽き肉に火を通します。
普通ピータンはカットしてから炒めるんですが、これは半熟タイプなのでそのまま油を通してあります。
ホーリーバジルの葉。
日本で手に入るタイプと少し違う感じ?
具材にはサンアドロ(アンチョの亜種)、採りたてのメキシカンバードペッパー、ホーリーバジル。味付けにはシーユーダム(黒醤油)、シーユーカオ、風味付けとしてオイスターソースも少量。
完成。
風味&味付けはそのままタイの味。ご飯に添えて食べると絶品でした。
ちなみにピータンには二種類あって、普通のタイプはアンモニア臭がきついんですが青島皮蛋は黄身がトロリとしていて匂いも殆どありません。うちではピータン豆腐でもこちらばかり使ってます。
今回味わった料理は全て本当のタイの味。正直日本だとなかなか味わえないんじゃないかというものもあって非常に感動しました。
特に調味料の使い方、油の使い方など勉強になることも多く、またひとつタイ料理の魅力にハマった次第。時間を割いてくれた友人に感謝します。
Thank you for everything :D
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テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
2008/09/16(火) 14:56:56 |
唐辛子
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| コメント:3
That's my pleasure. :) Thank you for giving me chance to try a lot of chillipeppers too, and also thank you to Shinさん who made such a wonderful dry pepper, very nice both of smell and taste!
2008/09/16(火) 18:24:16 |
URL |
M&M #-
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今晩はー。
どの料理も美味しそうですねー。晩御飯前なのでさらに美味しそうに見えたりしています(笑)
M&Mさんにも宜しくお伝え下さい。
そして、以前ちょっとお話ししていた唐辛子テイスター企画を始めてみました。
chilliさんはもちろん、その他唐辛子好きの方々のご参加をお待ちしております!
http://www.peppers.jp/index.php?main_page=page&id=1&zenid=8d11dcdfabf2d1c5376a3d9f72910527
では今後とも宜しくお願い致します。
2008/09/26(金) 19:41:50 |
URL |
shin #2OGgDKiI
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